全世界に存在する「シンデレラ」 唐の時代にも同じストーリー
『グリム童話集』の「シンデレラ」は世界中で知らない人はいないでしょう。オペラ・バレエ・映画・アニメなどでも取り上げられ、「シンデレラ」を改編したオペラは少なくとも12種類、バレエは7種類、ミュージカルは12種類、そして、映画は少なくとも49作品あるのです。
驚くべきことに、唐の時代の小説家、段成式による随筆『酉陽雑俎(ゆうようざっそ)』巻一の中にもシンデレラに似たようなお話が記載されていることが分かりました。
『酉陽雑俎』の中のシンデレラは葉限と呼ばれており、秦漢の時代よりも昔、洞穴に住む呉という一族の首領の娘で、首領は相次いで2人の妻を娶りました。最初の妻は娘を残して他界し、その娘が葉限です。葉限は幼い頃から手先が器用で、陶器の制作を得意とし、父親にとてもかわいがられていました。
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「シンデレラ」のお話は誰もが知っている有名な童話の一つで、2次作品だけでもオペラが12種、バレエが7種、ミュジカルが12種、映画は49種もあります各国でも昔からシンデレラ型のお話が残されていますが、中国唐の時代(約803年ー863年)の小説『酉陽雑俎』の続集巻一に収録された小説『葉限』にも似たような継子話が見られます。。
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