米副大統領の安全保障担当補佐官が辞任へ、後任は副補佐官
[ワシントン 21日 ロイター] – ハリス米副大統領の国家安全保障担当補佐官ナンシー・マクエルダウニー氏が辞任することになり、副補佐官のフィリップ・ゴードン氏が後任を務める。ロイターがスタッフ向けの内部メモを確認した。
マクエルダウニー氏もゴードン氏もハリス氏の副大統領就任以来現在の職務に従事し、ハリス氏とバイデン大統領の両者にアフガニスタンや、イラン、ウクライナの情勢やサイバーセキュリティーに関する政策課題について助言。2人ともハリス氏の中米やアジア、欧州訪問にも同行するなどし、同氏の外交戦略策定に重要な役割を果たしてきた。
メモによると、マクエルダウニー氏は「幾つかの差し迫った個人的問題に専念する」ためとした上で「われわれが取り組んでいる仕事や、われわれが奉仕する重大な国益に自分は深く関与しており、決断は厳しかった。しかし、仕事に就いて1年余りが経過した今、これ(辞任)が私の家族のための正しい判断になる」としている。
バイデン政権高官は、マクエルダウニー氏の辞任の日取りはまだ決まっていないが、月末の可能性が高いとの見方を示した。
マクエルダウニー氏は米国務省の外交官として31年のキャリアがある。駐ブルガリア大使や駐トルコ首席公使、駐アゼルバイジャン首席公使などを歴任してきた。ゴードン氏は民主党のクリントン政権やオバマ政権にも仕えたベテラン。現政権高官によると、ゴードン氏はハリス氏の外交日程の策定などすべてに関わってきたという。
ハリス氏はロイターに対し、マクエルダウニー氏が「かけがえのない助言」を提供してきてくれたなど謝意を示す声明を寄せた。
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