70代のイギリス人女性、キャロル・アリソンさんは、60年以上前の銀行の通帳を発見し、そこに入っていたお金が100倍になっているとは想像もしていなかった。写真はイメージ(Shutterstock)

「預金が100倍に」60年以上前の銀行通帳を偶然発見 英国の女性

スコットランドの70代の女性が、60年以上保管していた銀行通帳を自宅で発見した。 銀行から預金を引き出そうとしたところ、利息がついた結果、当初の預金が100倍になっていた。

BBCによると、幼少期にフィリピンで暮らしていたキャロル・アリソンさん(74歳)は6歳の時、スコットランドの祖母の家で過ごしていた事があった。 アリソンさんの祖母はアリソンさんが来ると、お小遣いを渡すのに、信託貯蓄銀行に口座を開き、よく銀行にアリソンさんを連れて行っては、お小遣いを貯めてくれた。彼女は、この通帳を祖母に預かってもらっていたという。

その通帳は1969年に祖母が亡くなるまで譲り受けなかったが、その後、何十年も忘れていた。

最近、アリソンさんは、家を掃除していたら、この信託貯蓄銀行の通帳を含む3冊の古い通帳を偶然に見つけたという。

彼女は、その通帳を持って信託貯蓄銀行に行き、残高を確認した。当時2ポンド50セント(約380円)の預金が250ポンド(約3万8千円)になっていた。

「銀行の人たちが小声で私に250ポンド貯まっていると言った時、私は本当に幸せで、祖母に感謝しました」

「利子がついていたらしい」

「他の2つの口座が今どのくらい値上がりしているのか、とても楽しみです」

とアリソンさんはBBCに語った。 

英国では、15年間口座が使用されていない場合、銀行などの金融機関は、2011年に英国政府が設立した「リクレイムファンド」に口座内の金を送金することになっており、基金の一部を慈善事業に使用し、一部を人々が貯蓄を取り戻すために保管しているという。

そのファンドは14億ポンド(約2140億円)以上を受け取ったものの、回収されたのは10万ポンド(約1500万円)に過ぎないようです。 

翻訳:里見雨禾

 

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