小さいけど優秀な食材「ベビーコーンを活用しましょう!」
ベビーコーンとトウモロコシは、もともと同根の生まれですが、その食物上の分類と栄養価は同じではありません。
穀物の一種であるトウモロコシに対して、ベビーコーンは野菜に分類されます。
ベビーコーンはカロリーが低くダイエットに役立つ上、塩分を体外に排出するカリウムを多く含むため、血圧コントロールにも有益です。つまりベビーコーンは、心臓血管を保護し、脳卒中の予防も期待できる「優秀な食材」なのです。
また、ベビーコーンは食物繊維を多く含みますので、葉菜類に比べて咀嚼するのに多くの時間を要します。
口の中で長く噛む食物は、そのぶん満腹感が脳に伝わりやすいですが、すぐに呑み込めるものは満腹感が得られにくいため、つい食べ過ぎてしまいます。その点、ベビーコーンは低カロリーでありながら「満腹感」が容易に得られるという、実に不思議な野菜でもあります。
他の野菜や果物に比べて、ベビーコーンは鉄分を多く含んでいます。
果物のなかでサクランボは鉄分が比較的多いと言われていますが、ベビーコーンはサクランボの3倍以上もの鉄分を含んでいます。血液中の鉄分には、ヘムと赤血球の合成を促進して全身に酸素を運搬するとともに、貧血を予防する重要な役割があります。
見た目も可愛らしく体にも良いベビーコーンを、日常の食事のなかで、ぜひご活用ください!
(文・蘇冠米/翻訳編集・鳥飼聡)
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