韓国次期大統領、習近平と電話会談 北朝鮮問題に意見相違か
韓国次期大統領の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏と中国の習近平が25日、初の電話会談を行い、朝鮮半島を巡る情勢と両国間の関係について意見を交わした。尹氏は、朝鮮半島の完全な非核化の必要性を訴え、北朝鮮の新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)発射に懸念を示した。北朝鮮に対する習近平の立場は公開されなかった。
電話会談は25日午後、25分間行われた。複数の韓国メディアによれば、2013年3月に中国共産党首魁として就任した習が外国の次期大統領と会談したことは初めて。
電話会談で尹氏は24日、北朝鮮のICBM『火星17型』の発射実験に触れ、「北朝鮮の深刻な挑発で朝鮮半島および域内の緊張が急激に高まり、国民の懸念は強まった」と述べた。 また「北朝鮮の完全な非核化を実現し、朝鮮半島情勢の安定的な管理のためにも、緊密に協力していきたい」と強調した。
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高市総理は就任3日後の23日、北朝鮮による拉致被害者家族との面会で、金正恩氏との首脳会談に臨む覚悟を表明し「あらゆるチャンスを逃さない」と強調した。家族会は早期実現を強く要求した。
疑わしきは罰せずというのは司法の原則だ。しかし軍事の原則は疑わしきは罰せよ、である。敵の先制攻撃を許して味方が壊滅したら、元も子もない。
木原稔防衛相は28日の会見で、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用して衛星打ち上げを試みたことについて、日米韓の3カ国が「緊密な情報共有」を行なったと発表した。日米韓は昨年末、北朝鮮が撃つ弾道ミサイルの探知情報の即時共有を始めたと発表している。
何てことをしてくれるのかーー。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報を受け、在日朝鮮人のパク・ヨンさん(仮名、40代)は肩を震わせた。おりしも日本と北朝鮮はサッカーで予選枠を競っていた。冷酷で傲慢な金正恩体制、日本での静かな営み。二国間のはざまで在日朝鮮人は複雑な思いを抱えていた。
外交関係者の話によると、北朝鮮は国連制裁に違反し、中国の10以上の都市で北朝鮮人従業員を雇用した50以上のレストランを経営しているという。これらレストランの収益の大半は、北朝鮮政権によって核・ミサイル開発資金に充てられていると見られている。