多くの労働者にとって、インターネットは夜間や週末、休日を問わず労働者を働かせ続けるものであり、労働時間が著しく長くなっています。 (Shutterstock)

残業時間が増えている? ネットがプライベートの時間を侵食 

19世紀の労働者は、長く過酷な労働を強いられ、体を壊し、若くして死ぬことも少なくありませんでした。 労働者は主に一つの会社で一つの仕事をし、運の良い人や能力のある人は、退職するか死ぬまで工場やオフィスで徐々に昇進しました。長期の休暇が取れるのは兵役期間だけでした。

その後、労働者が団結してから、ようやく1週間当たりの労働時間が短縮されました。1870年代のフルタイム労働時間は、週60〜70時間、年間3000時間以上が普通でした。第二次世界大戦後の数十年間は労働運動が活発化し、人々はより豊かになり、技術は進歩し、労働時間はほとんどの先進国で週平均40時間程度になりました。

ドイツの金属労組(IGメタル)が90万人の労働者に対し、週28時間労働の権利を確保し、フランスの週35時間労働制も有名ですが、これらの国々の労働時間の減少傾向とは逆に、米国、英国では2000年代に入ってから徐々に労働時間が増えていきました。

▶ 続きを読む
関連記事
フライドポテトに濃厚カレーソース――中華料理なのに別物?イギリス人が熱愛する「イギリス式中華」が、なぜアメリカ人を困惑させるのか。その背景には移民の歴史と驚きのローカル進化がありました。文化の違いが見えてきます。
「痩せられないのは意志が弱いから?」その思い込みを覆す鍵は、行動ではなく“自分は何者か”という認識にありました。研究と専門家の知見から、無理なく続く減量と習慣化の本質を解き明します。
オーストラリアの研究では、70歳以上の高齢者は、普段から音楽をよく聴く人ほど認知症になるリスクが低いことを示した。楽器を演奏する習慣がある人でも同様の傾向がみられる
「早く寝るコツ」を探しても眠れない理由は、実は日中の過ごし方にありました。神経内科医が研究をもとに解説する、本当に効く睡眠習慣5つ。今日から無理なく整えたい人に役立つ実践ヒントが満載です。
退職後の趣味は、経済的で続けやすく、脳と人とのつながりを刺激するものが理想。旅行やブログ、園芸など、育てる価値のある活動を紹介。