2021年1月12日、米ワシントンD.C.の司法省のロゴ (Sarah Silbiger-Pool/Getty Images)

米司法省、「チャイナ・イニシアチブ」取りやめ 人種差別の指摘受けて

米司法省(DOJ)は23日、スパイ活動など国家安全保障における中国共産党の脅威に対処する取り組み「チャイナ・イニシアチブ」を終了すると発表した。人種差別や偏見を煽っていると結論付け、今後は敵対国家に対し幅広いアプローチを採用すると述べた。

オルセン米司法次官補は記者会見で「中国共産党がもたらす重大な脅威に引き続き注視していく」としたうえで「戦略的な必要性と優先事項に最も適した」新たなアプローチが必要だと説明した。

司法省は2018年のトランプ政権から中国共産党の産業スパイや技術窃盗などの摘発を担うチャイナ・イニシアチブを開始。その一環として中国共産党が進める海外高度人材招致プログラム「千人計画」への関与について虚偽申告をしたハーバード大学のチャールズ・リーバー教授を起訴した。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領は火曜日、ウォルター・リード陸軍医療センターで検査を受けた
トランプ氏による「国立芸術センター再建計画」が、リベラル勢力の抵抗で急停止。名称刷新で復活を目指すトランプ流の抜本改革を、オバマ任用の判事が手続き論で阻む。激化する政治闘争の舞台裏
トランプ米大統領がイランとの新合意条件を提示。ホルムズ海峡の即時開放や隠された濃縮ウランの捜し出しを要求し、まもなく最終決定を下すと表明した。一方、イラン側は軍事力を背景に強硬姿勢を崩していない
ベッセント財務長官は、数十年にわたる政策の誤りが米国のサプライチェーンの脆弱化と中国共産党など競合国への過度な経済依存を招いたと指摘した上で、トランプ大統領の経済政策がこの誤りの是正に寄与しつつあると強調した
米中央軍は最近、議会に中東に展開する米軍将兵がスマートフォンの位置情報データを通じて監視・標的にされるリスクにさらされていると通知した。