二番目となる地球のトロヤ群小惑星が発見
科学者たちは新たに地球のトロヤ小惑星を発見しました。これまで地球のトロヤ群小惑星が一つあることは知られていましたが、今回発見されたトロヤ群小惑星は二番目で、より体積が大きく、少なくとも4000年間は地球の軌道を共有するのではないかという見方も示されています。
トロヤ群小惑星とは、惑星と軌道を共有する小惑星のことで、惑星との相対的位置が変わらないまま同じコースで太陽を回り続けます。太陽系にある木星、金星、火星、天王星、海王星のすべてのトロヤ群小惑星を観測された、一番有名なトロヤ群小惑星は、11000個以上ある木星のもので、木星の60度前方及び60度後方で、木星とともに太陽を回っています。
第1のトロヤ群小惑星は2011年に発見され、「2010 TK7」と命名されました,直径300メートルとなります。
トロヤ群小惑星の特徴は、太陽と惑星の重力や天体にかかる遠心力が均衡するラグランジュ点のうち、惑星の公転軌道上にある「L4」(太陽から見て惑星の60度前方)や「L5」(同・60度後方)を中心とした安定した軌道に乗って回っていることです。
今回地球の第2のトロヤ群小惑星として確定された星は、直径1180メートル、「2020 XL5」と名付けられました。前回発見された「2010 TK7」とともに、地球と太陽の間にある「L4」に位置します。
(翻訳・上山仁徳)
関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。