米通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表 (Fabrice Coffrini/AFP via Getty Images)

米USTR、「悪名高い市場」年次リストに微信とアリエクスプレスを追加

米通商代表部(USTR)は17日、2021年の偽造品および知的財産権侵害の「悪名高い市場リスト(Notorious Market List )」を公表した。中国IT大手の騰訊控股(テンセント)のソーシャルメディアアプリ「微信(ウィーチャット)」と、アリババ集団の海外向け電子商取引プラットフォーム「アリエクスプレス」をリストに追加した。

USTRはウェブサイト上で、21年の総括調査報告と声明を発表した。USTRのキャサリン・タイ代表は「偽造品や海賊版のグローバルな貿易は、米国の重要な革新と創造性を損ない、米国の労働者に害を及ぼす」と指摘した。

米政府の21年の悪名高い市場に関する調査では、42のオンライン市場と35の実店舗市場を、実質的な商標の偽造、知的財産権の侵害に関わっているとして、悪名高い市場に特定した。

▶ 続きを読む
関連記事
アメリカの漁師が、色鮮やかで極めて珍しい巨大なヒトデを捕獲した。このヒトデは、絶滅危惧種とされているヒマワリヒトデだった 
中国共産党の西側への浸透工作が注目されている。EVバッテリー工場Gotion Inc.の中国親会社は、従業員が中国共産党への忠誠を誓う様子を示す報告と動画を出した。米国の各界から、同社と中国共産党との関係の調査が求められている。
ジム・リッシュ米国上院議員はikTokは洗脳マシンのようにできている、青少年を引きつけ影響している、数百万人の米国人の健康、安全、プライバシーにとって長期的に最も大きな脅威を引き起こす可能性があると指摘。
ワグネル傭兵団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍トップのワレリー・ゲラシモフ将軍がウク […]
平均的に、米国人は自分のスマホに40のアプリを入れている。その中には便利なものもある。しかし、新しいレポートによると、多くのアプリは、表向きは便利なものであっても、人々のプライバシーにとって危険である。アプリは個人データを収集し、その結果を第三者と共有する。多くの場合、私たちの知識や同意なしにそれが行われている。