世界中のピラミッド(46)メキシコ トゥルム遺跡
トゥルム(Tulum)遺跡はマヤ文明末期に栄えた城壁都市の遺跡で、カリブ海に面したユカタン半島東海岸の高さ12メートルの崖の上に位置しています。
スペイン語では、「トゥルム」の「トゥ(Tu)」は「石」、「ルム(lum)」は「壁」という意味で、合わせて「石壁」になります。そして、この遺跡は、海を除いた3つの方位は厚さ約5メートルの石の壁に囲まれているのです。
トゥルムは10世紀頃に建設し始め、12~14世紀に最盛期を迎え、14世紀におけるマヤ文明末期の重要な都市の一つでした。都市には祭祀用の神殿や貴族たちの住む宮殿が建てられ、上層の貴族や神職者たちは城内、一般市民は城外で生活していたといいます。
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