ブリンケン米国務長官「普遍的な権利に対する侮辱だ」中国の報復措置を批判
ブリンケン米国務長官は10日、中国が先月、米国際宗教自由委員会(USCIRF)の委員長ら4人を制裁対象に指定したことについて「普遍的な権利に対する侮辱だ」と批判した。中国側は、新疆ウイグル自治区の人権侵害に関与したとして米国が同自治区の元高官らを制裁対象に指定したことへの対抗措置だと主張している。
ブリンケン氏は声明で「人権擁護のために発言する人々を威嚇し、沈黙させようとする中国の継続的な試みは、新疆ウイグル自治区で進行中の大量虐殺と人道に対する罪への国際的な監視を強めることにしかならない」と中国を牽制した。
さらに「ウイグル系米国人活動家の家族を投獄したり、移動の自由を厳しく制限したりする強制的な行為など、国境を越えた抑圧行為をやめるよう」求めた。
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