拾った財布のお金を9歳の子供が着服しなかった その理由がSNSで話題

財布を見つける

アメリカ・ニューヨーク州オレンジ郡ワシントンヴィルに住む少年フランキー・バーンズくんは、まだ9歳の誕生日を迎えておらず、この秋に4年生になったばかり。

幼いながらも、すでにセント・ブレンダンズ・イングリッシュ・サッカー・チームのキャプテンだ。

11月のある土曜日、フランキーくんはサッカーボールの試合に参加し、家から遠いので、父親のフランクさんに車で迎えに来てもらった。

その後、家の近くで仲間と座っていた時、庭の芝生付近に黒い財布が転がっているのを見付けた。

フランキーくんはその財布を拾い、父親に渡した。開けてみると財布の中には数えてみると100ドル札が17枚、1700ドル(約20万円)もあった。

その財布の中に、持ち主の身元が書かれた歯科用の訪問カードが入っているのを、フランキーくんと父親は見つけた。

持ち主に連絡すると、強盗に襲われ、その持ち主は財布をなくしてしまったという。

「彼(財布の持ち主)は退院したばかりで、4、5日入院していたと言っていました」

財布の持ち主は先週の土曜日に強盗に襲われ、野球のバットで後頭部を殴られ、首の後ろから頭頂部まで縫った。

彼は、襲われ、怪我をし、逃げている内に財布を無くしてしまったと言った。

財布の持ち主はフランキー親子と会い、やっと財布が手元に戻ったと喜んだ。

「入院中に兄弟と友人が家賃を代わりに払ってくれたようです、もう無くしたお金を手に入れたから、兄弟や友人たちに返すことができたと、彼(オーナー)はとても喜んでました」とフランクさんは振り返った。

 

少年の正しい言葉

「僕がこのお金を稼いだわけではないよ」

「他の人が一生懸命に働いて稼いだお金だよ」

 

財布を拾ったフランキーくんは落ちたお金を見つけた時、自分のものにしようとは考えていなかったようだ。

 

なぜと問われたフランキーくんは、「正しいことをするためさ」と答えた。

この言葉はネット上で、「この少年は正しいことをすることを知っている」「大人はこの貴重な資質を彼から学ぶべきだ」という称賛の声が多く寄せられたという。

 

落とし主からのお礼

子供がお金を拾っても着服せずに「正しいことをする」と言うのを見て、落とし主は、この言葉を聞いて、正しい事が出来ない多くの大人が恥じるべきだと思ったという。

財布を取り戻した瞬間、落とし主は財布から100ドルを取り出し、感謝の印としてフランキーくんに手渡した。

フランキーくんは、そのお金で新品のサッカーのバッフルを買える事ができると嬉しそうだ。

(翻訳・金水静)

 

関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。