北京にある中国国営放送・中国中央電視台(CCTV)の本社。2011年撮影 (STR/AFP/Getty Images)

プロパガンダを毎日12時間放送…中共、米ラジオ局に約5億円投資

中国共産党による対米宣伝工作が再び明らかになった。中国当局はワシントンのラジオ局「WCRW」を通じて、中国中央電視台(CCTV)の国際放送部門・中国国際電視台(CGTN)のプロパガンダ放送を毎日12時間流していることが司法省の開示情報でわかった。

WCRWの親会社ポトマックメディアと中国共産党中央宣伝部の監督下にある中国中央電視台の間で結ばれた契約書によれば、2019年7月から2021年8月まで中国側が440万ドルを支払い、CGTNのコンテンツなどをWCRWで放送していた。

さらに、WCRWが許可なしにCGTNの放送内容を変更したり、広告を挿入したりすることを禁じる内容が盛り込まれている。ポトマックメディアは視聴者からのフィードバックや「国際機関からの評価」を含む報告書を、四半期ごとに中国側に提出することが義務付けられている。

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