米国ニューヨーク州のある弁護士が、昨年末に購入した物件で、内装中に隠れた屋根裏部屋を発見し、数十万ドルの価値がありそうな千点以上のアンティークを発見したそうです。
2020年12月、弁護士のデビッド・ウィットコムさんは、同州ジュネーブ市の3階建て中古物件を、法律事務所として利用しようと10万ドルで購入し、1階と2階をオフィススペースに改装し、3階を居住スペースにする予定でした。
数週間後、友人を連れてこの家を見学したとき、3階の天井が割れているのに気づき、なんとその上に秘密の屋根裏部屋があることがわかりました。 これにはデビッドさんも驚きました。
前のオーナーは、屋根裏部屋があることにすら気づいていませんでした。購入した時、「誰もそれを言いませんした」とデビッドさんは『大紀元時報』に語りました。
天井に杭があると思っていましたが、別の階の床のようなものに気づきました。
「屋根裏の床がもう一つあるとは思っていなかったし、とても狭い空間だったのですが、見渡してみると、探さなければ気づかないようなアクセスパネルが天井に組み込まれているのを発見しました」
屋根裏部屋に入ると、1800年代末から1900年代初頭にかけての古い写真や、装飾が施されたヴィンテージフレーム、写真機材がたくさん並んでいました。 このロフトは昔、カメラマンが使っていたことが分かりました。 実は、ここは有名な写真家ジェームズ・エラリー・ヘイルのスタジオだったのです。
また、これらの歴史的コレクションの中から、現在米国議会図書館に肖像画が飾られている社会運動家スーザン・B・アンソニーの写真を発見しました。
「この家に屋根裏部屋があること、ましてや、その中にこれほど多くのものがあるとは思いもしませんでした。非常に興味深く、長期的な研究のきっかけになりました」とデビッドさんは言います。
また、世紀末のヴィンテージ服を着た女性、男性、子供の白黒ポートレート、華やかなフレーム、ガラス板のネガ、100年以上前のアンティーク写真機器や、装置なども新たに発見されました。
デビッドさんは、写真の専門家の協力を得て、コレクションのクリーニングと識別を行い、合計で1000点以上のアンティークを整理し、オークションに出品しました。
販売は9月17日に行われ、すでに多くの骨董品が販売され、価格は8ドルから2800ドルとなっています。 一方、1905年に撮影されたアンソニーの貴重な肖像写真は、3万500ドルで落札されました。
「しかし、屋根裏にあったものをすべてオークションにかけたわけではありません。コレクションの中には、売らないと決めたものもあります。この千載一遇で見つけたものを、一つも残さないわけにはいきません!」とデビッドが付け加えて言いました。
誰もがいつか宝物を見つけたいと願っています。それが実現したのは信じがたいことです。
(翻訳・李明月)
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