専門家たちは「中共は行動をする資金や財政的な余裕がない」と指摘している(China Photos/Getty Images)

台湾情勢が今後数年アジア経済を左右=日本経済研究センター

日本経済研究センター(JCER)は15日、日本を含むアジアの主要15カ国や地域と米、豪、加の計18カ国・地域を対象に、2035年までの経済成長見通しをまとめた。最新予測の中で、中国経済が米国を逆転するのは33年と結論付けた。

1年前の予測では、中国経済は29年に米国を追い抜く可能性があるとした。今回の予測は中国政府による民間企業への締め付けで、以前の予測より4〜5年遅くなるとした。中国の深刻な人口減により、50年には米国が再び中国を上回る見通しだという

今後、数年内では「台湾情勢」がアジア経済を左右する鍵になるとしている。中国が台湾を攻撃すれば、アジア経済は深刻な打撃を受けるだろうと予測した。

▶ 続きを読む
関連記事
4月29日、米FRBは4月の金融政策会合で、政策金利を据え置くことを決めた。政策金利の誘導目標は、3.5〜3.75%に維持された
イラン戦争の長期化を受け、湾岸諸国やアジアの同盟国が米国に通貨スワップを要請した。経済不安やドル不足への懸念が広がる中、この動きが「ドルの覇権」や各国の金融安定にどう影響するか、専門家の分析を交え解説する
中露やイランが推進する「脱ドル化」と人民元の国際化。しかし最新データは、その勢いがロシア制裁による一時的な代用需要に過ぎず、既に下落に転じている実態を暴く。揺るがぬドルの覇権と人民元の限界を鋭く分析
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた
米国の対中商品貿易赤字と、中国からの輸入品が米国の輸入全体に占める割合はそろって低下し、いずれも約20年ぶりの低水準となった。トランプ政権が長年進めてきた関税政策やサプライチェーンの見直しが、実際の変化として表れ始めているのか