12月14日、米南部や中西部で発生した竜巻の被災地ではがれきの撤去作業が続けられた。ケンタッキー州では今も100人以上が行方不明となっている。メイフィールドで撮影(2021年 ロイター/Adrees Latif)

米竜巻、なお100人以上不明 ケンタッキー州で子ども12人犠牲

[メイフィールド(米ケンタッキー州) 14日 ロイター] – 米南部や中西部で発生した竜巻の被災地では14日、がれきの撤去作業が続けられた。今回の災害では、これまでに計88人の死亡が確認されている。

74人の死亡が確認されたケンタッキー州では、この日も捜索活動が続けられた。ビシア知事によると、犠牲者には12人の子どもが含まれ、生後2カ月の乳児もいた。最高齢は98歳だった。なお100人以上の行方が分かっていないという。

このほか、イリノイ州ではアマゾン・ドット・コム倉庫で6人が死亡。テネシー州で4人、ミズーリ州で2人、アーカンソー州で2人の死亡が確認されている。

ケンタッキー州では数百人の州兵が捜索活動や道路のがれき撤去を行い、警察関連の活動も行っている。

バイデン大統領は15日に同州の被災地を視察する。

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