静かで近所付き合いができる マンション生活に適した7つの犬種

マンションで犬を飼うことの最大の不安は何ですか?吠えることと、スペースがないこと。ペットを飼う生活は、単に餌を与えるだけではなく、多くの喜びと心配があります。新しい犬を飼う前には、自分のライフスタイルに合った犬種を検討することが大切です。小型犬の中には無駄吠えをしない犬もいますし、大型犬の中にはあまり運動を必要としない犬もいますので、これらの犬はマンションでの生活に向いていることが多いのです。

小型犬でも大型犬でも、適切なケアをして注意を払えば、健康を維持することができます。毎日の散歩に時間をかけられない飼い主さんもいれば、犬のしつけのストレスを軽減するために、フレンドリーで静かなコンパニオン・ドッグを好む飼い主さんもいます。ここでは、愛らしくて落ち着いている7つの犬種をご紹介します。
 

ボストン・テリア
 

ボストン・テリアは小型で、あまり運動する必要はありません(Shutterstock)

ボストン・テリアは、穏やかで、知的で、活発で、理解力があり、落ち着いていて、甘えん坊で、愛情深い犬です。遊ぶのが大好きで、周囲の環境に気を配り、子供やお年寄り、他の犬ともうまくやっていけます。家の中では静かにしていて、外に出れば活発で社交的な、人気の高い小型の「マンション犬」です。

犬の運動ニーズを満たすために必要なのは、1日あたり25~40分程度の運動です。ボストン・テリアは俊敏な犬で、ボールをキャッチすること、水に潜ること、走ること、追いかけること、狩りをすることに長けており、「多芸多才」な犬です。
 

グレート・デーン
 

グレートデーンは飼い主と同じくらい背が高く、子犬の時期に犬を訓練することが重要です(Shutterstock)

「穏やかな巨人」と呼ばれるグレート・デーンは、誰もが想像できないような「スイートハート」の持ち主です。成犬のグレート・デーンは、ポニーくらいの大きさにまで成長し、もともと穏やかで人懐っこい性格で、子供や小型犬、猫にも優しく接しますが、小さな子供がいる家庭では、体が大きすぎて誤って踏んでしまうこともあるので、目を離さないようにした方がいいでしょう。

グレート・デーンの吠え声は、一般的な犬よりも大きく、遠くまで届きますが、普段はとても静かで、あまり運動を必要としません。1日に10~20分の散歩で十分です。ほとんどの時間、ソファでくつろいだり、家族と一緒に過ごしたりするのが好きなので、家庭犬としても最適です。大型犬のエサ代は高くなりますので注意してください。なお、飼い主はヨダレを拭くためのハンドタオルを用意しておくことをお勧めします。
 

パグ
 

パグは非常に忍耐強く、子供と遊ぶのに非常に適しています(Shutterstock)

「パグのお気に入りの場所は、あなたの隣」という言葉があります。この犬種は、のんびりした家族にぴったりで、屋外での活動をあまり必要としません。1日10分程度の短い散歩で十分です。パグは抱っこされるのが大好きで、飼い主に忠実で、飼い主から注目されると喜びます。

飼い主の膝の上に寄り添ってゆったりとした午後を過ごすことができ、1日に14時間も眠ることができます。 落ち着いていて、静かで、あまり吠えず、たまに少しやんちゃなところもあり、賢くて楽しいので、マンション住まいの方やお年寄りの方のお供にも最適です。注意点としては、季節の変わり目である夏場の大量の抜け毛に対応するために、掃除機やコームを用意しておきましょう。

イタリアン・グレイハウンド
 

イタリアン・グレイハウンドは一人でいるのが好きではなく、飼い主のそばに寄りたがります(Shutterstock)

イタリアン・グレイハウンドはグレイハウンドに比べて、体重が6.5kg程度と小さく、エレガントで俊敏な犬です。走るのは速いですが、あくまでも「短距離走」であり、リビングの床の広さで満足し、マンションの生活には適しています。社交的で愛情深い性格で、一人にされるのを嫌うので、初めてペットを飼う人や家にいる時間が長い人には最適です。

イタリアン・グレイハウンドは寿命が長く、通常13年から15年です。穏やかで甘えん坊、そしてとても静かで、家でおもちゃで遊んでいてもほとんど音を立てません。小さい家族のペットを追いかけるのが好きで、鳥やリスが犬の気を引くことがあるので、ベランダやフェンスを飛び越えないようにしっかりとガードしておくことを意識してください。

ハバニーズ
 

ハバニーズは飼い主に「くっつく」のが大好きで、部屋で遊ぶのが好きです(Shutterstock)

ハバニーズは穏やかで快活な愛情深い犬で、あまり吠えることもなく、安定した性格で、都会やマンションの生活にぴったりです。時には自分でゲームを考えて、飼い主と一緒に遊ぶこともあります。エネルギッシュな彼らは飛び跳ねるのが好きですが、普段は家の中で遊んでいるだけで、30分も歩けば十分な運動になり、動き回るのに大きなスペースを必要としません。

ハバニーズは飼い主と一緒にいることが大好きで、静かに目を見て話を聞いてくれます。ふんわりとしたシルクのような被毛は美しくなめらかで、飼い主がトリミングやヘアアクセサリーを工夫することで、ほぼ毎日、犬の毛を清潔に保つことができます。ハバニーズは抜け毛が少ないので、家中に毛が飛び散る心配もありません。

フレンチ・ブルドッグ
 

短かめの散歩が大好きで、必要な運動量は最小限です(Shutterstock)

フレンチ・ブルドッグは、吠えるのが嫌いな小型犬で、均整のとれた筋肉質で、攻撃的に見えますが実は優しく、少しいたずら好きで、顔はしかめっ面をしていて、たまらなく可愛らしいです。エネルギッシュな犬種ではなく、常にのんびりとしていて、飼い主が仕事で忙しいときには一人にしておくことができます。

この犬種の特徴は、「礼儀正しい」態度、「穏やかな」行動だけでなく、遊び心があること、子供やお年寄り、他のペットと仲良くできること、飼い主の足元に座ったり、ソファで丸くなって眠ったりするのを好み、演劇鑑賞には最適なパートナーであることです。

ビション・フリーゼ
 

飼い主に愛されたいビション・フリーゼは一人ぼっちは嫌いです(Shutterstock)

毛皮のような、おもちゃのような外見のビション・フリーゼは抜け毛が少なく、お手入れも簡単です。あまり吠えず、賢くて、甘えん坊、遊び好きで適応力がありますが、一人で留守番をするのが苦手なので、複数のペットを飼っている家庭や、いつも家にいる飼い主さんには最適です。

ビション・フリーゼは小柄ですが非常に走るのが速く、日中に適度な運動が必要であり、できればエネルギーを消費するために十分な遊び場が必要です。彼らは叱られたことをよく覚えているので、しつけはポジティブに励まして、良好な関係を築くことができるようにするのがベストです。

どの犬も家を守ろうとする自然な傾向があり、「大人しい」犬種であっても、不安から吠えることがあります。 基本的な犬のしつけをすれば、隣近所に迷惑をかける可能性を大幅に減らすことができます。時間があれば、愛犬を連れてマンションの周りを散歩することは、ペットの心身の健康にとても有益です。

(翻訳・井田千景)