イタリア・ミラノ大聖堂を訪ねるマスク姿の観光客(Getty Images)

中国当局、イタリア政界をシャープパワーで浸透=最新報告書

チェコとイタリアのシンクタンクはこのほど、中国当局によるイタリア政界への浸透工作について研究報告書を共同作成し発表した。報告書は、中国側は様々な手段を駆使して、イタリアの中央政府や議会、地方政府に対して全方位から勢力浸透を行っていると指摘した。

チェコのシンクタンク、シノペシス(Sinopsis)とイタリアのシンクタンク、法の支配のためのグローバル委員会(Global Committee for the Rule of Law)は20日、研究報告書『主流を乗っ取る(Hijacking the Mainstream)』を公表した。

報告書の作成者の一人であるローラ・ハース(Laura Harth)氏は米ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に対し、「われわれはこの報告書を通じて、イタリアがなぜ中国当局に対して曖昧な立場を取り続けているのか、その理由を解明しようとした」と語った。

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