伊首相、中国企業による買収案を次々と却下 今年で3回目
ロイター通信23日付によると、イタリアのマリオ・ドラギ首相は中国企業による同国のスクリーン印刷機製造企業への買収案を承認しなかった。欧州中央銀行(ECB)前総裁だったドラギ氏は今年2月に首相に就任してから、すでに中国企業の買収案を2回却下した。
報道によると、中国の半導体製造設備メーカーである浙江晶盛機電股份有限公司と米国同業のアプライド・マテリアルズ(Applied Materials)社の香港法人は合弁会社を設立して、イタリアにあるアプライド・マテリアルズ社のスクリーン印刷機事業を買収しようとしていた。スクリーン印刷機は半導体製造に使われる。
イタリア政府はこの買収案が、半導体産業に影響を与える可能性があるとして、拒否権の行使を決めたとした。
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