松野博一官房長官は17日、韓国の警察庁長官が島根県竹島(韓国名・独島)に上陸したとの報道に関連し、「上陸が事実なら到底受け入れることはできない」として、韓国側に厳重に抗議したと明らかにした。竹島は韓国が実効支配し、日本も領有権を主張している。資料写真、在日韓国大使館前でのデモ行進、2012年8月撮影(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)

竹島上陸が事実なら到底受け入れられず、韓国に厳重抗議=官房長官

[東京 17日 ロイター] – 松野博一官房長官は17日の記者会見で、韓国の警察庁長官が島根県竹島(韓国名・独島)に上陸したとの報道に関連し、「上陸が事実なら到底受け入れることはできない」と述べ、16日に韓国側に厳重に抗議したと明らかにした。竹島は韓国が実効支配し、日本も領有権を主張している。

共同通信などによると、韓国の金昌龍・警察庁長官が16日、竹島に上陸した。現職長官による上陸は約12年ぶりという。松野官房長官は「諸般の状況から上陸が行われたものと考えられるが、現時点で韓国政府から確認は得られていない」と述べた。日本政府は15日、事前報道を受けてただちに計画の中止を韓国政府に申し入れていた。

(和田崇彦 編集:田中志保)

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