2021年10月24日の試合で、カンター選手が履いた「フリーチャイナ」のシューズ(Photo by Carmen Mandato/Getty Images)

NBAカンター選手「中共がカネで批判封じる」

中国共産党の人権侵害を繰り返し批判している米プロバスケットボール(NBA)のエネス・カンター(Enes Kanter )選手はこのほど、米CNNの独占インタビューで、中国政府はカネに物を言わせ大勢を黙らせているが、自分自身にとって、「人権はカネよりずっと大切なものだ」と今後も声を上げていくことを表明した。

カンター選手はインタビューで、自分の努力が状況を変えることができると信じていると語った。同選手は、「多くの俳優は(中国を)恐れて声を上げることをやめた」と指摘し、自分にとって「人権は第一だ」とした。

カンター氏は、多くの中国強制収容所の生存者、香港人、チベット人、台湾人と向き合ってその実体験と生の声に耳を傾けたと話した。「Youtubeの動画を数本視聴しただけではない」という。中国強制収容所の生存者である女性はカンター氏に、獄中で何度もレイプやリンチを受けたことや、臓器狩りの実態などについて話したという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の観光地で「買ったら負け3点セット」知ってる?
中共は、党員数が1億人を超えていると称しているが、過去数十年間、国内での人の移動や出国、人々の意識の変化などを背景に、党員は党組織から徐々に離れるようになった。党が最も恐れているのは、公に離党を表明され、不利な政治的影響が生じることだという
台湾の著名司会者・蔡康永氏が民進党候補の選挙集会に出席したことで、中国での広告やインタビュー記事、番組が相次いで削除された。元産経台北支局長矢板明夫氏は、中国で稼ぐことは「悪魔から小遣いをもらうようなものだ」と指摘
映画「国家の臓器」の上映をめぐり、台湾の配給会社に脅迫相次ぐ。爆発物を仕掛けるとの脅迫も。6日、責任者は台北でデモと上映会を開催し「恐怖を打ち破る」と上映継続を表明。中国当局による「越境弾圧」を指摘する声も上がっている
中国共産党がチベットでドローンや顔認識、AIを組み合わせた監視体制を拡大している。法輪功学習者への監視や、生体認証・予測型警務、海外への統治手法の広がりも報告されている