米上院、個人情報保護強化に向け法案提出 中国の脅威を念頭に
米国の超党派の上院議員は2日、個人情報の保護を高める法案を提出した。議員たちは、米国人の遺伝子情報や健康状況などが中国共産党政権などの手に渡ることを脅威と捉え、監査当局の権限を引き上げることを求めている。
マルコ・ルビオ議員(共和党)とラファエル・ワーノック議員(民主党)は「Protecting Sensitive Personal Data Act of 2021(仮邦訳:2021年センシティブな個人情報を保護する法案」を発表。財務省の外国投資委員会(CFIUS)による監視権限を拡大して、個人情報を保持または収集する米国企業への外国投資の監査を強化する。
ルビオ議員によると、この法案は、遺伝子検査の結果、健康状態、保険申請などの機密情報を保護する目的がある。その他には、経済難情報や位置情報、プライベートな電子メール、政府の身分証明書を作成するためのデータ、信用報告書などが含まれる。
関連記事
アメリカの漁師が、色鮮やかで極めて珍しい巨大なヒトデを捕獲した。このヒトデは、絶滅危惧種とされているヒマワリヒトデだった
中国共産党の西側への浸透工作が注目されている。EVバッテリー工場Gotion Inc.の中国親会社は、従業員が中国共産党への忠誠を誓う様子を示す報告と動画を出した。米国の各界から、同社と中国共産党との関係の調査が求められている。
ジム・リッシュ米国上院議員はikTokは洗脳マシンのようにできている、青少年を引きつけ影響している、数百万人の米国人の健康、安全、プライバシーにとって長期的に最も大きな脅威を引き起こす可能性があると指摘。
ワグネル傭兵団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍トップのワレリー・ゲラシモフ将軍がウク […]
平均的に、米国人は自分のスマホに40のアプリを入れている。その中には便利なものもある。しかし、新しいレポートによると、多くのアプリは、表向きは便利なものであっても、人々のプライバシーにとって危険である。アプリは個人データを収集し、その結果を第三者と共有する。多くの場合、私たちの知識や同意なしにそれが行われている。