2021年10月14日、オンライン会議で、中国との国境交渉を促進ための覚書に署名するタンディ・ドルジ外相 (写真提供:外務省、ブータン王国政府)

中国とブータン、国境協議に関する覚書に署名 「ただの紙切れになる…」専門家は警鐘鳴らす

中国の呉江浩外務次官補とブータンのタンディ・ドルジ外相は14日、国境交渉を促進する3段階のロードマップに関する覚書に調印した。中国の外交アナリストは、中国は領土拡張主義を継続しており、覚書はただの紙切れになる可能性が高いと警鐘を鳴らした。

今回の国境協議は、同盟国であるインドとブータンとの間にくさびを打ち込もうとする試みである可能性が高い。専門家によると、この2カ国は、中国が領土・国境協定を締結できていない唯一の国でもあるという。

ブータン王国政府外務省はプレスリリースで、「親善、相互理解、融和の精神に基づくこのロードマップを実施することで、(国境の)境界交渉が双方の納得する形で締結されることを期待する」と述べた。

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