中国大使がベルギー議会委員会を脅迫、香港関連法案の審議を巡り
ベルギー議会の外交委員会は9月29日、中国当局による香港民主化運動の弾圧に関する決議案草案について審議した。駐ベルギーの曹忠明・中国大使は、27日に議会に書簡を送り、同決議案の審議は「両国の関係に影響を及ぼす」と脅迫し、審議や採択の中止を強要したことがわかった。
ベルギーメディア「ビジネスAM NL」によると、曹大使は自ら手紙を書き、野党・緑の党の党首であるウーター・デ・フリーント(Wouter De Vriendt)氏や、中国当局に批判的な他の議員を攻撃した。曹氏はデ・フリーント氏が「中国の政策を歪め、香港のイメージを傷つけた」と非難した。
国際人権団体「セーフガード・ディフェンダーズ(Safeguard Defenders)」のディレクター、ローラ・ハース(Laura Harth)氏はツイッター上で、外交委員会の委員長に宛てた曹大使の手紙を公開した。
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