ロシアの核動力ミサイル、大惨事を起こす可能性=専門家
冷戦のさなかの1955年、米空軍は熱核弾頭を搭載した低高度飛行核動力ミサイルを開発する核兵器プロジェクトを構想した。超音速低高度ミサイル(SLAM)はその時代りも数十年先行しているものであった。
提案されたミサイルは超音速で目標に到達できるように内蔵された地形輪郭マッチングレーダーを使用する。空気を背面の給気口から吸入し、原子炉で加熱・圧縮し、排気口から排出してミサイルの推力を提供するように推進システムが設計されいる。SLAMが発生させる高熱と重量に対処するために開発された特別なセラミックにより、地球の約4周半にも及ぶ18万1000キロメートルの射程を持つ。
この革新的なコンセプトは大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発が完了したことに加え、大量の放射線を放出させる原子炉の実験で安全性を保証できなかったため1964年に破棄された。
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