恒大汽車、中国国内株市場上場を断念 年高値から97%急落
電気自動車事業を手掛ける中国の恒大新能源汽車集団(以下は恒大汽車)は26日夜、上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」への上場計画を中止すると発表した。同社は、債務危機で経営破たんに直面している中国不動産開発大手、恒大集団の傘下企業だ。
恒大汽車は声明の中で、同社と海通証券股份有限公司の間で、上場に向けた準備指導の中止で合意したと示した。
同社は昨年9月18日、科創板への上場計画を明らかにし、389億元(約6665億円)の資金調達を目指すと公表した。
いっぽう、恒大集団の資金繰り悪化の影響で、恒大汽車も24日の声明で、「深刻な資金不足に陥っており」、サプライヤーなどへの支払い遅延が生じ、一部のプロジェクトを中断すると明かした。また、従業員への給与などの支払いも滞っているとした。
恒大汽車は現在、香港証券取引所に上場している。
中国紙・証券時報27日付によれば、香港市場で、恒大汽車の株が大量に売られた。4月21日以降、恒大汽車の株価は下落トレンドに入った。9月24日の終値は1株=2.23香港ドルとなった。2月17日1株=72.25香港ドルをつけた今年の高値から約97%急落した。
27日午後4時45分時点で、同社の株価は1株=2.05香港ドルをつけた。前営業日終値比8.07%安。
(翻訳編集・張哲)
関連記事
上海の街なかにも「「給料を払って!」の怒りの大軍が現れた。
邪気渦巻く中国で暴走車が市民をはねる事件「1日に3件」も?
今年、若者をターゲットにした老人ホームが中国の浙江、雲南、重慶、合肥などで急激に人気を集めている。ストレスから解放されたい多くの若者が、このような施設を訪れて「躺平」、つまりゆったりとした生活を満喫している。専門家たちは、若者たちの心理状態が現在の経済状況に左右されており、それが経済にも影響を及ぼしていると警鐘を鳴らしている。
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
16日夜、中国山東省済寧市にある大型ショッピングモールで少女(14歳)が転落し、死亡する事故が起きた。 少女は […]