アマゾン、中国出店者を大量閉鎖… レビュー偽造で強行措置
今年4月以降、米ネット通販大手アマゾンは、中国の出店業者を大量に閉鎖している。深セン越境EC協会の統計によると、少なくとも5万の事業者が運営するオンライン店舗が閉鎖された。損失は1000億元(約1兆7000億円)と試算されている。ネットショッピングサイトには、かねて出店者によりレビューや製品の評価が偽造される問題が続いていたが、アマゾンは今回、強行措置を講じたようだ。
中国出店者の商品は比較的安価で、ネットショッピング市場では注目が集まるものの、偽造品やレビューの操作、不良品も多い。深センは越境EC販売者の拠点となっており、これまで閉鎖された事業者も同地域に集中する。
中国電子メーカー「Patozon(帕拓遜)」のメインブランド「Mpow」はアマゾンに閉鎖された。原因は、会社運営者が顧客と直接連絡し、「5つ星レビュー」を強要したためだという。昨年の同社の売上高は約50億元だ。
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