米インディアナ州、最後の孔子学院閉鎖へ 政府補助金停止の可能性で
米インディアナ州で唯一孔子学院を構えるバルパライゾ大学は8月30日、同院を来春閉鎖すると発表した。学長は閉鎖の理由について、孔子学院の開講を継続すれば連邦政府からの補助金を受けられなくなる可能性があるためだという。
孔子学院は、中国共産党が出資する文化的・思想的交流を目的とした教育機関。バルパライゾ大学のホセ・パディラ学長は8月30日に発表した声明の中で、連邦政府からの圧力の高まりと、孔子学院法案の可決により、プログラムを来年3月1日に終了すると述べた。
また、同氏は学生や教職員などに宛てた書簡のなかで、「一部の議員」が、2020年と2021年初旬に「孔子学院の存在を疑問視」して大学に接触してきたと説明し、「しばらく前から」孔子学院の閉鎖を検討していたと述べた。
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