独バイオ製薬ビオンテックの新型コロナウイルスワクチンが2日、台湾に到着した。写真は到着したワクチン。9月2日、台北でT撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)

台湾にビオンテック製ワクチン到着、鴻海とTSMCが直接交渉

[桃園(台湾) 2日 ロイター] – 独バイオ製薬ビオンテックの新型コロナウイルスワクチンが2日、台湾に到着した。初回出荷分で約90万回の接種に相当。同ワクチンの調達を巡っては中国による妨害が疑われるなど混乱があったが、台湾の世界的なハイテク大手2社が直接交渉し、契約をまとめた。

台湾当局はビオンテックが米ファイザーと共同開発したワクチンの購入に向けた働き掛けを何カ月も行っていたが、中国が契約締結を妨害したと非難。中国側は妨害を否定している。

当局はその後、米アップルのサプライヤーである鴻海(ホンハイ)精密工業と世界的に知名度が高い創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)氏、台湾積体電路製造(TSMC)が当局に代わり交渉することを認めた。両社は7月に、3億5000万ドルで1000万回分購入する契約を、中華圏で同ワクチン販売権を持つ中国の上海復星医薬(上海フォサン・ファーマシューティカル)と締結したと発表した。台湾当局に全量を無償提供する。

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