中朝国境の川で衣服を洗う北朝鮮の女性。9月11日撮影(GREG BAKER/AFP/Getty Images)

海外送金しか頼れない…困窮極める北朝鮮 高額手数料でブローカーが仲介

北朝鮮は、中共ウイルス(新型コロナウイルス)対策のため、中国との国境を封鎖したことで、経済活動が麻痺状態に陥っている。そんな中、多くの住民にとって、脱北して韓国などにいる親戚から闇送金を仲介する「電話ブローカー」が最後の頼みの綱となっている。

電話ブローカーは、北朝鮮を脱出した人と国に残る家族や親戚を繋ぎ、送金ルートを提供する。北朝鮮では国際電話は厳しく規制されているため、多くの場合、中国から密輸された「違法」な携帯電話を使い、送金額の30%という高額な手数料を徴収しているという。

北朝鮮当局が闇送金に対する取り締まりを一層強化したため、一時はブローカーも姿を消していた。しかし最近では、ブローカーも活動を再開していると関係者は語る。

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