モデルナワクチン。本件とは直接関係ありません (Photo by RADEK MICA/AFP via Getty Images)

モデルナのワクチンに異物混入、大阪会場で一部使用

モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチン異物が混入していたとして、厚生労働省は26日、該当するワクチン約163万回分の使用を見合わせたことを発表した。

異物の詳細は依然として不明のままで、日本で流通などを担当する武田薬品工業は製造元のモデルナに調査を依頼している。

ロイター通信26日付によると、モデルナのワクチンを瓶に充填するなど製造の最終工程に関わるスペインの製薬会社ロビは、異物混入の事案を調査している。この混入は、日本へ納入された一部に限定されているという。

防衛省は、使用見合わせとなったワクチンが大阪の集団接種会場ですでに使用されていたことを明らかにした。そして、すでに接種したワクチンのロット番号等を確認する方法を公表したほか、普段と変わったことがあれば電話で相談するよう呼びかけている。

厚生労働省によると、未接種のワクチンに異物が混入していることが複数の接種会場から報告されたことを受けて、武田薬品工業と協議の末、該当する3つのロットについて使用の見合わせを決定した。

厚生労働省は、これまでに対象ロットにおいて本件に関連する安全性上の懸念に関する報告は受けていないとしている。

使用見合わせとなったワクチンのロットは、Lot 3004667(約5万7千本)、Lot 3004734(約5万2千本)、Lot 3004956(約5万4千本)である。

大坂会場ではすでに接種

いっぽう、自衛隊による大規模集団接種会場を運営する防衛相は同日、使用見合わせとなったロットのワクチンをすでに大阪会場で接種したことを明らかにした。自衛隊東京大規模接種センターでは、当該ロットの納品はないとのこと。

使用したのはロット番号3004734のワクチンであり、8月6日から20日にかけて接種していた。接種に際しては、「異状が無いことを目視で確認」しているという。

そのうで、自衛隊大阪大規模接種センターにおいて、8月6日から20日の間に対象ロットを接種し、普段と変わったことがあった場合には、同大規模接種センターのコールセンターまで連絡するよう呼びかけている。

自衛隊大阪大規模接種センターで接種を受けたワクチンのロット番号は、新型コロナウイルスワクチン予防接種済証に貼付されたロット番号シールに記載されていることも公表している。

本件について、武田薬品工業に取材を行ったが、詳細については調査中とのことだった。

(王文亮)

関連記事
3年前の2021年9月9日、バイデン政権は「連邦職員に対するコロナウイルスワクチン接種の義務化」に関する大統領 […]
今秋10月1日から新しい新型コロナワクチンの接種が開始される。23日、今回、世界で接種が初めてとなるレプリコンワクチンを含め、mRNAワクチンの接種の中止を求める「mRNAワクチン中止を求める国民連合」の記者会見が東京千代田区の外国人記者クラブで行われた
これまでの連載記事で、HPVワクチン接種後の死亡事例や傷害事例に関して科学的に分析してきた。しかし、そもそもHPVワクチンが根本的ながん予防になるのか。HPV感染と子宮頸がんの根本原因について考えなければならない。
子宮頸がん予防のHPVワクチン「ガーダシル 」一回投与あたりのアルミニウム用量上限850μgは、ワクチンの抗原性と有効性を高めることを実証するデータに基づいて導き出されたもので、安全性には基づいていない。
アルミニウムイオンが正常細胞を殺すと、免疫細胞が即座に反応し、ワクチン接種部位にある不審なものを攻撃し始める。つまり、ワクチンに含まれるアルミニウムの毒性レベルは、そのまま抗体産生能力のことでもあるのだ。