『転法輪』を読んで不治の病が治る
アメリカに移民した韓国青年キムさんは、かつて3種類の不治の病を患い、病気に苦しむ生活を送っていました。しかし彼が法輪功の著作『転法輪』を読んだ後、これらの病気が全て消え去りました。キムさんにどのような変化があったのでしょうか。
1990年、15歳のキムさん(Brandon Sang Jin Park)は家族と共に韓国からアメリカに移住し、バージニア州のフェアファックス郡に住んでいました。時々軽い症状の病気がありましたが、若いキムさんは自身が比較的に健康的だと考えていました。しかし1999年2月、キムさんは突然仕事できなくなるくらいの重病に罹りました。
10月4日、キムさんは病院で検査を受け、ジョンズ・ホプキンズ大学の医師にこれらの病気はもう為す術がないと告げられました。キムさんは3種の不治の病、Gastroparesis(胃不全麻痺)、Globus Sensation(咽喉頭異常感症)、Aerophagia(空気嚥下症)に罹ったのです。
これらの病気は消化不良、胸部の違和感、息詰まり、憂鬱などの症状を引き起こし、キムさんは一年中苦しい状態にありました。
キムさんは夜中に自分の人生はもう希望がないと感じ、ベッドで眠れず枕が濡れるほど泣いていました。
まだ23歳のキムさんは「この永遠に続く苦痛の中から一刻も早く解放されたい」と考え、自殺することさえ考えていました。
死の脅威に直面し、自分はもう長く生きられないと分かったキムさんは一人で部屋で泣くことしかできませんでした。
「私は一体何の罪を犯したと言うんだ。なぜ神様はこのように私を罰するのか」
キムさんは自分が許されないほどの悪事をしたわけでもないのに、なぜこのような結果になったのかについて疑問を抱きました。彼は神様は不公平だと感じました。キムさんは当時「私は常に憂鬱状態にあり、何をしても病気が治らないため、もう諦めた」状態でした。
命を救ったもの
希望がないと感じるキムさんでしたが、彼は生きる術を諦めませんでした。
その年の11月、キムさんはある気功師から気功を習い、最初は少し効いたようでしたが、大きな変化はありませんでした。
2000年1月、キムさんは気功師から、インターネット上に法輪功の資料があると聞きました。気功師は、中国にいる時に法輪功を学習する機会がありましたが、当時は忙しいためできなかったと話しました。彼は法輪功はとても良いとキムさんに教えました。
後日、キムさんは法輪功の資料をインターネット上で探し、それを気功師に渡しました。気功師はとても嬉しそうでしたが、キムさんは当時法輪功について全く知らず、その他多数にある気功の中の1種類に過ぎないと考えていました。
キムさんは法輪功のどこが良いのかについて好奇心を持ち、法輪大法の著作『転法輪』を読んでみることにしました。
やがて第一講を読み終わり、彼はこの本の素晴らしさに感動しました。『転法輪』を一冊を読んだ後、キムさんは、これは自分が習うべきものだと決心しました。
同時に、キムさんの身体にいくつかの変化がありました。嘔吐と下痢が続き、頭痛と全身痛が交互にありました。
しかしキムさんは慌てませんでした。『転法輪』には身体の浄化についての記述があり、彼はこれが身体の浄化だと分かっていました。
「これらの浄化を経験した際に、私は微笑みながら身に起こった全てに感謝していました」
『転法輪』の学習を2ヶ月続けた結果、キムさんの病気は全て消え去りました。当時彼はまだ煉功を始めてはいません。
『転法輪』は中国からの著作で、作者は法輪功の創始者である李洪志先生です。『転法輪』は仏家上乗修煉法であり、人に「真、善、忍」を教え心身の健康を目指す著作です。現在、『転法輪』はすでに40種類の言語に翻訳され、100以上の国や地区で出版発行されています。
病の苦痛が消えてからキムさんは修煉を始めました。法輪功には5つの功法があり、5つ目の功法は神通加持法です。キムさんは毎日1時間ほど煉功をし、さらに瞑想の時間を伸ばしました。
心性を高める
キムさんは、法輪功創始者の李洪志先生の言葉は全て神秘的であると感じました。キムさんは最初ほとんど理解できましたが、本の中の次の言葉を理解できませんでした。
本の中にはこのような言葉があります。「人間がトラブルの中、または人間同士の摩擦の中に身を置かされた時の苦痛は、肉体的な苦痛よりも辛いものです。わたしに言わせれば、肉体の苦痛は最も耐えやすく、じっと我慢すれば、何とか耐え抜くことができます。しかし、人と人とがいがみ合う時の心は、最も制御しにくいものです」
キムさんは後にこの言葉を理解し、自身の問題を見つけることができました。
「身体上の苦痛を耐えられたが、病気の際に他の人が私が聞きたくないような話をするたびに私は怒り、彼らに復讐して後悔させてやると考えていました」
その後、キムさんは人と争うことをやめ、他人や物事に不満があっても自分自身から原因を探すようになりました。
自分の心性が常に問われているとキムさんは分かりました。
キムさんは伝統的な家庭を持っています。彼には3歳の双子の甥と6歳の甥がいます。以前子供たちが家で遊び回る際、病を患っていたキムさんはとても煩く感じ、子供たちが自分の病気をさらにひどくさせたと考えていました。修煉するようになった彼は変化し、「甥たちに感謝しています。彼らが私の心性を高めています」と話しました。
(文字整理:李潔思)
(責任編集:高静)