海上自衛隊の護衛艦「いずも」 (Photo credit should read TORU YAMANAKA/AFP via Getty Images)

日米豪印「クアッド」政府高官会議 今秋の首脳会談に向けて調整

戦略枠組み「QUAD(クアッド)」の構成国である日米豪印は12日、政府高官によるビデオ会議を開催した。インド太平洋地域の自由と開放性を推進し、台湾問題など中国共産党政権による課題に共同で対処することが議論された。

米国務省報道官は声明の中で、今回の4カ国会合は、今年3月12日に行われた第1回クアッド首脳会談の歴史的な議論を集約し、フォローアップすることが目的であると記した。

声明によると、4カ国の高官は、ニセ情報への対処や民主主義と人権の促進、国連と関連組織を含む国際機関の機能の強化ほか、「強制的な行動の影響を受けやすいインド太平洋地域の国々への支援」などについて議論を交わした。特定国を名指しすることはなかったものの、中国共産党政権がフェイクニュースの拡散や人権弾圧、周辺諸国への高圧的な外交政策を行ってきたことは周知の通りである。

▶ 続きを読む
関連記事
[ワシントン 10日 ロイター] – バイデン米大統領は11日、インドのモディ首相とバーチャル形式 […]
[パリ 8日 ロイター] – 国連食糧農業機関(FAO)が8日発表した3月の食料価格指数は159. […]
バイデン米政権でインド太平洋地域政策を統括するキャンベル調整官は5日、ロシアによるウクライナ侵攻が続いても米国 […]
[マニラ 28日 ロイター] – フィリピン軍と米軍は28日、2015年以降で最大規模となる合同軍 […]
2019年に中国当局の宗教弾圧から逃れるため、韓国の済州島(チェジュ島)に渡った中国のキリスト教信者60人が、中国に強制送還されるという問題に直面している。