中央にいるのが「復旦幇」を率いる党中央政治局常務委員会の王滬寧氏だ。 (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

習近平氏の顧問団「復旦幇」、ナショナリズムの扇動と戦狼外交を考案

近年、中国共産党の習近平総書記の治国や外交政策を支える復旦大学出身の上級顧問グループ、いわゆる「復旦幇」が存在感を増している。

「復旦幇」を率いるのは、中国共産党政権の最高指導部である党中央政治局常務委員会のメンバーである王滬寧氏だ。王氏は、1978年に復旦大学の大学院で国際政治を専攻する院生となってから、1995年に中国の政治の中枢である中南海に赴任するまでの17年間、復旦大学の教授、国際政治学部の学部長、法科大学院の院長を歴任した。

2017年、王滬寧氏は党中央政治局常務委員に昇進し、華々しい出世を遂げた。チャイナ・セブンの1人として、同氏は、イデオロギーとプロパガンダ宣伝を担当しており、習近平氏に「国師」と称された。中国共産党の歴史を見ても、王滬寧氏は非常に珍しい人物だ。江沢民氏、胡錦涛氏、そして習近平氏に仕えてきたことで、「三朝帝師」と呼ばれた。また、党内のし烈な権力闘争に関わらず、指導部に居続ける王氏は「不倒翁」とも呼ばれている。

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