2021年6月6日、台北の松山空港に到着した3人の米上院議員は、出迎えた呉外相とブレント・クリステンセン在台湾米国協会(AIT)所長らと写真撮影した(Aden Hsu/POOL/AFP via Getty Images)

米軍機が立て続けに台湾に着陸 専門家、中共の警告は「口だけ」

台湾をめぐり米中の対立が激化するなか、米軍用機が台湾に着陸することが増えている。中国政府は警告的なメッセージを発しているが、報復行動は取っていない。専門家は、中国共産党は米台の接近について、もはや「口で言うだけ」しかできないと指摘する。

自由時報など複数の台湾メディアによると、米空軍C-130輸送機が7月19日、フィリピン・マニラ空港を経由して台湾北部の桃園空港に着陸した。自由時報は20日、前日到着した米C-130輸送機について、駐台アメリカ大使館に当たる米国在台湾協会(AIT)の「任務専用機」であり、詳細は機密事項になると報じた。

6月には2度、米軍用機が台湾に着陸した。15日、米空軍「C-146-A(ウルフハウンド)」が台湾北部・松山に着陸し、米国在台湾協会に外交文書を届けた。C-146-Aは、民間人に偽装した特殊部隊員を搭乗させる特殊作戦機として知られている。また、6日に米上院議員3人を乗せた輸送機を台湾総統との会談に派遣した。

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