テンセント、社内に275の共産党支部 ネット検閲当局と「ほぼ一体化」
中国IT大手の騰訊控股(テンセント)は6月下旬、世界企業時価総額ランキングで7位となった。しかし、同社には275の共産党支部があると明らかになった。また、情報筋によれば、同社の本部には中国ネット規制当局の職員が常駐し、ネット検閲・監視を行っている。
中国紙・南方都市報6月24日付によると、6万人余りの社員を抱えるテンセントには14の共産党総支部があり、その下にさらに275の党支部がある。社内の共産党員の数は1万1000人。同社の党委員会の委員11人、規律委員会の委員3人は会社の上層幹部である。社内には党務だけを担当する従業員が10人いる。社内業務に従事しながら、党務も行う社員は724人いる。
広東省深セン市に本社を置くテンセントは1998年11月設立。2003年に、社内に党支部を設置し、11年に党委員会を設けた。同社は7月15日を「党員の日」と定めている。毎年の7月15日、本社と各地の支社では共産党を称賛するイベントが行われる。
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