1カ月で約14年分の寄付集まる リトアニアのワクチン寄贈に台湾から恩返し
東欧のリトアニアからワクチンの無償提供を受けた台湾市民は、同国への「恩返し」として同国の支援団体へ多額の寄付金を送った。台湾の中央通訊社(中央社)によると、6月だけで14年分の寄付金が集まった団体もある。台湾から同国への寄付は今回、初めてだという。
リトアニアは6月22日、英アストラゼネカ製ワクチン約2万回分を台湾に提供すると発表した。これを受け、国際的な慈善活動に携わる台湾人女性の張瀞仁さんは翌日、自身のフェイスブックを通じて、リトアニアへの「恩返し」を台湾人に呼び掛けた。
寄付を受け取ったリトアニアの非営利団体「子供がん財団(Childhood Cancer Fund "Rugutė")」の責任者であるEdita Abrukauskienėさんは、中央社を通じて、「10日足らずで、台湾から少なくとも2.5万ユーロ(約329万円)の寄付があった」と驚きを隠せない様子だった。
関連記事
訪日中のランズベルギス・リトアニア外相は6日、松野博一内閣官房長官や鈴木貴子外務副大臣らと会談した。ロシアのウ […]
22カ国の議会と200あまりの議員からなる対中強硬派国際議連「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」の英国 […]
[台北 15日 ロイター] - 台湾外交部(外務省)は15日、中国がリトアニアに差別的な貿易措置を取ったとして欧州連合(EU)が世界貿易機関(WTO)に提訴した問題で、EUを支援するため、台湾が米豪とともに協議に参加したことを明らかにした。 EUの欧州委員会は先月、中国がリトアニアに対し貿易面で差別的措置を取り、EU単一市場の保全を脅かしているとしてWTOに提訴した。 中国は、台湾が「台湾」の名を
リトアニアのランズベルギス外相は10日、一時的な物価や電気料金の上昇は考えられるが権威主義の中露への依存からは脱却すべきだと語った。また中露がもたらす密接な課題に対処するため世界規模の協力が必要だとした。訪問先のカナダの
豪州を訪問中のリトアニアのランズベルギス外相は9日、威圧行為を強める中国共産党を「ルールに基づく国際秩序を破壊する者」と表現した。この課題に戦略的に対処するため、民主主義的価値を共有する国々の団結を訴えた。両国は中国共産