前回は28億年前の石炭から金の鎖が発見されたことと、3億年前の石炭から鉄の鍋が発見されたことをお話ししました。今回は、恐竜時代の人間の指の化石についてお話ししたいと思います。
白亜紀に生きていた恐竜の足跡の化石が、米国・テキサス州のラルクシー川の河床で発見されました。その横には、12セットの人間の足跡の化石があり、恐竜の足跡を踏んだものもありました。
また、近くの同じ岩層では、石炭になった木製の柄のついた鉄のハンマーも発見されました。 そして、鉄の部分は、現在の技術では作れないような塩素フェロアロイで、高度に発達した先史時代の文明を示しています。
それだけでなく、科学者たちは、その隣に人間の指の一部の化石をも発見しました。 指の化石をスライスしてみると、人間の骨にあるべき海綿質の小孔と髄腔が化石にもあることが確認されました。 その後、化石全体をX線やCTスキャンにかけたところ、骨格や関節、腱などの構造が確認されました。 言い換えれば、人間の指にあるべきすべての特徴がこの化石にもあるということです。 科学者によれば、この指の持ち主がバイオリンを弾けば、パガニーニの難しい曲にも挑戦できるとのことです。
この指の化石は、クリエーションエビデンスミュージアムに保管されており、一種の宝物となっていて、その詳細は博物館のホームページにも掲載されています。
科学者たちは、人間の手のような爪を生やした恐竜がいたか、あるいは人間がかつて恐竜と共存していたかのどちらかだという結論を出しました。そのハンマーを考えると、やはり人間と恐竜が一緒に暮らしていた可能性が少し高いと思います。
では、そんなことが可能なのでしょうか? 恐竜が絶滅したのは6500万年前で、ダーウィンの進化論によれば、その頃に人間どころか、サルがいたかどうかも定かではありません。
(続く)(編集 天野 秀)
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