「日本よりも中国が嫌い」大統領選挙を控えた韓国、急激に悪化する反中感情
世界的に反中感情が高まるなか、韓国でも中国共産党(以下、中共)に対する国民の「嫌中」感情が過去最高に達した。このことで、親中路線を取る文在寅大統領が率いる与党「共に民主党」の来年3月の総選挙の展開に暗雲が立ち込めている。選挙前の活動は7月から始まる。
反中感情の高まりは、地方選挙の結果にも影響している。市長の死去や不祥事を受け、4月にソウル・釜山市長補欠選挙が実施された。両市とも反中共を掲げる野党「国民の力」候補が圧勝した。
野党から文在寅大統領に対する批判も舌鋒鋭い。「国民の力」のペ・ジュニョン報道官は「文在寅大統領は政治目標も中国製なのか?」と、その親中ぶりを公然と批判した。文氏は2017年の大統領就任式で、「機会均等、公正なプロセス、公正な結果」を提唱した。これは2015年に中国共産党機関紙・人民日報の声明と酷似するためだ。
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