大紀元エポックタイムズ・ジャパン

【歌の手帳】夕立の空

よられつる野もせの草のかげろひて涼しくくもる夕立の空(新古今)

歌意「猛暑の夏日。激しく照りつける太陽のため、乾いた野原の草が、よじれるように葉を巻いていた。そこへ雨雲がにわかに広がり、地上に陰をつくる。ひんやり涼しく曇った、夕立まえの空である」。

西行(さいぎょう1118~1190)の歌。野にある草の葉の形態を、これほど細やかに描写した例は、和歌としては過去になかったのではないかと思われます。

▶ 続きを読む
関連記事
耳垢は汚れではなく、耳を守る大切な仕組みです。掃除しすぎの注意点と、受診すべき耳のサインを解説します
空に浮かぶ雲の移ろいや詩歌・禅の教えを通じて、天地の大きな秩序と生命のあり方を説く一文。俗世の執着や悩みを離れ、ふと空を見上げて自らの歩みを見つめ直したくなる思索的なエッセイ
思春期のぎこちなさは、失敗ではなく成長の一部。恥ずかしさや試行錯誤が、社会性と自分らしさを育てます
うつむき姿勢や長時間の座り仕事で悪化する頭痛は、首が原因の頸性頭痛かもしれません。見分け方と対処法を紹介します
都市の光が星空を覆い、人と宇宙の繋がりが薄れた現代。科学が遠大な宇宙を解き明かす一方で、失われた生命の実感と「天人合一」の古代の叡智を説き、真の夜闇の中で己の起源と精神の故郷を見つめ直す随想