【歌の手帳】信濃なる
信濃なる千曲(ちぐま)の川の細石(さざれいし)も君し踏みてば玉(たま)と拾はむ(万葉集)
歌意「信濃の国を流れる千曲川。その川原の小石でさえも、あなたがお踏みになったものならば、私は玉として拾いましょう」。
『万葉集』の東歌(あずまうた)です。300年後の平安貴族が詠んだどんな「古今調」の恋愛歌よりも、この素朴な一首のほうが、恋愛歌として圧倒的に優れています。
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