古来より東アジアで、お粥は「第一の食物」とされてきました。(Shutterstock)

実は体に良い「白米のお粥」 玄米信仰に偏らないで

中華民族の粥食文化は太古の昔からあり、神話時代である黄帝(こうてい)の頃から「蒸した穀は飯。煮た穀は粥」と言われてきました。昔の人が「世の中で(粥は)人を養う第一の食物」と称してきたように、粥食は、病中病後の養生にも、日常の健康維持にも、誰にでも簡単で、安価な食事療法として利用できるものです。

ところが現代人は、お粥を食べることに対して、ある種の抵抗感をもつようになっているかもしれません。白粥や白飯を、まるで「毒物」であるかのように見ているのです。それというのも、「白米にはデンプンしか含まれず、栄養価があまり高くない。しかも血糖値を急激に上昇させ、糖尿病を引き起こす」という考え方が主流になっているからでしょう。

これは、一部分だけしか見ていない、極端な考え方ではないでしょうか。白米だけでは、もちろん栄養が偏りますので、さまざまな副菜やスープ、果物などを併せて摂ることによってバランスの取れた食事になります。

▶ 続きを読む
関連記事
バナナは熟し具合で栄養も役割も変わる。血糖管理、腸活、運動前の補給まで、目的別に最適な食べごろを専門家が解説。毎日の一本が、もっと体に合う選び方に。
ココナッツウォーターはカリウムやマグネシウムなどの電解質を含む天然の水分補給ドリンクです。研究では、運動後の水分補給においてスポーツドリンクと同程度の効果を示す可能性があることも報告されています。
髪のトラブルは体の栄養状態を映すサインともいわれます。ストレスによる薄毛、切れ毛、乾燥、脱毛、頭皮トラブルなど、5つの悩みに対して栄養士が食事による改善のヒントを紹介します。
毎日の一杯は、骨の健康にも影響する?10年以上の研究で、お茶を飲む人はコーヒー中心の人より骨密度を保ちやすい可能性が示されました。カフェイン量やポリフェノールの違いがカギとも。お茶とコーヒー、骨にやさしい飲み方を解説します。
血糖値の調整や抗炎症作用など、研究で注目されるシナモン。本記事では栄養成分、健康効果、摂取量、保存方法、注意点までをまとめた「シナモンの完全ガイド」を紹介します。