実は体に良い「白米のお粥」 玄米信仰に偏らないで
中華民族の粥食文化は太古の昔からあり、神話時代である黄帝(こうてい)の頃から「蒸した穀は飯。煮た穀は粥」と言われてきました。昔の人が「世の中で(粥は)人を養う第一の食物」と称してきたように、粥食は、病中病後の養生にも、日常の健康維持にも、誰にでも簡単で、安価な食事療法として利用できるものです。
ところが現代人は、お粥を食べることに対して、ある種の抵抗感をもつようになっているかもしれません。白粥や白飯を、まるで「毒物」であるかのように見ているのです。それというのも、「白米にはデンプンしか含まれず、栄養価があまり高くない。しかも血糖値を急激に上昇させ、糖尿病を引き起こす」という考え方が主流になっているからでしょう。
これは、一部分だけしか見ていない、極端な考え方ではないでしょうか。白米だけでは、もちろん栄養が偏りますので、さまざまな副菜やスープ、果物などを併せて摂ることによってバランスの取れた食事になります。
関連記事
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
ストレスは皮膚、胃腸、代謝、自律神経に影響し、脱毛や不調を引き起こします。栄養、睡眠、腸環境、生活リズムを整えることで身体の回復力が戻ります。
しょっぱくなくても塩分を多く含む食品があります。麺線、スポーツドリンク、冷やし中華、パンなど、味からは気づきにくいナトリウム過多食品を紹介し、ナトリウムの健康リスクと減らし方を解説します。
アボカドは「バナナの約2倍」のカリウムを含む実力派フルーツ。血圧・心臓・筋肉の働きを支える必須ミネラルを効率よく補うコツや、食品から安全に摂るためのポイントを管理栄養士がわかりやすく解説します。
食べるだけで肌がふっくら・ツヤめく? アーモンド、サーモン、イチゴなど、美肌を育てる8つの食材を科学的根拠とともに紹介。今日の食事からすぐ実践できる“内側美容”のヒントです。