コネチカット州ハートフォード市のブッシュネル舞台芸術センターで行われた神韻公演のカーテンコール=2020年2月8日(Edward Dye/The Epoch Times)

神韻2021世界初演、米スタンフォード市で開幕へ

神韻(シェンユン、Shen Yun)が再び、舞台に戻ってくる。米ニューヨークに拠点を置く神韻芸術団は、2021年シーズンの世界初演として、6月26日、27日にコネチカット州スタンフォード市のパレス劇場(Palace Theatre)で3公演を行う予定。

8日のチケット販売開始から1週間足らずで、すでに7割近くのチケットが売れている。同公演のチケット販売責任者であるクリスティーナ・ユアン(Christina Yuan)氏は大紀元に、自身もこの速さに驚いていると述べた。

「16カ月間の都市封鎖を経て、劇場はようやく再開された。スタンフォード公演は、神韻2021世界ツアーの初演であり、観客はそれを待望んでいた。神韻の公演が始まると聞くと、すぐにチケットを買いに来た客がたくさんいた」とユアン氏は語った。

スタンフォード市のほか、全米15都市で予定している神韻公演のチケットも販売されている。最新の情報は、神韻公式サイトで随時更新されている。

この1年半近く、新型コロナウイルスの影響で世界中の劇場が閉鎖された。神韻公式サイトの情報によると、神韻のアーティストたちは、日々のトレーニングやリハーサルを中断することはなかった。ダンサーやミュージシャンは、より完璧な演出を実現するために、日々たゆまぬ研鑽に励んでいるという。

神韻は5月27日、新しい動画配信サイト(ShenYunCreations.com)を開設した。視聴者は、神韻の舞踊やその練習方法、未発表の協奏曲や歌曲を含む神韻交響楽団の演奏など、限定コンテンツをオンデマンドで見ることができるという。

神韻の公式サイトでは、中国の伝統文化の起源と現状を紹介している。それによると、中国は古来より『神州』と呼ばれ、人々は天を敬い、神を信じ、徳と善行を重んじていた。しかし、1949年に共産党が政権を取った後、「文化大革命」をはじめとする数々の政治運動によって、中国の五千年にわたる精神的・物質的な豊かさは破壊されてしまった。神韻芸術団は現在、中国伝統文化の真髄を舞台上に再現し、世界中の観客に届けている。

「中国の伝統文化の純粋さと美しさ、中国古典舞踊の卓越した技術、東西の古典楽器を融合させたオーケストラ、色とりどりの手作り民族衣装、豪華な3Dダイナミックバックスクリーンなどを備えた神韻は、今シーズンも、観客に息を呑むような感動を与えてくれる」と書かれている。

(翻訳編集・王君宜)

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