韓国最大野党代表に36歳の李俊錫氏 対中国で強硬 香港デモにも参加
韓国の保守系最大野党「国民の力」は11日、ソウルで開かれた党代表選で李俊錫氏(36)を選出した。李氏は近代の韓国政治史で最年少の第一野党代表となる。韓国の専門家は、若年層の保守系に対する期待の高まり、政治界における世代交代の熱望のあらわれとみている。文在寅政権が融和政策を取るのに対して、李氏は中国、北朝鮮には強硬な立場を示している。
李氏はソウル出身で、米ハーバード大を卒業後、起業した。20代半ばで保守系与党に入党し、2011年、朴槿恵氏に党委員のひとりとして外部から抜てきされた。16年から3度、国政選挙に挑戦したが、いずれも落選。今回の党代表選出戦ではトップの得票率を得て、他のベテラン候補を抑えて代表に選ばれた。
「30代、政治家未経験」である李氏の当選は、いま韓国政治を率いる主な勢力の世代交代をうかがわせるとして、高く注目されている。従来の主流は、「586世代(50代、80年代の学籍番号、60年代生まれ)による連続当選議員」だった。
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