子どもの可能性を引き出すためのヒント

どの親も子ども可能性を最大限に引き出したいと願っていることでしょう。それぞれの子どもは生まれながらの才能、興味、力、モチベーションを持っています。彼らがどんな可能性を秘めているのかは未知数です。ここでは子どもたちの可能性を開花させることができるかもしれない「ヒント」をまとめました。
 

押し付けない

親となり、今度は子供を育てる立場になったものの、自分が叶えられなかった夢や願いを意識的に、または無意識的に子供に押し付けていませんか? 例えば、自分が野球で成功することができなかったから、興味があるかどうかにかかわらず、子供に野球をさせるとか、あるいは、ずっと音楽家になることを夢見てきたなら、子どもにピアノレッスンを強制しているかもしれません。

子育ては無私であることが求められます。親は子どもを尊重しなければならず、夢や願いを押し付けるのではなく、その子自身の可能性を最大限に発揮できるようにしてあげることが大切です。

資源を活用する

子どもが才能を表したり、興味を示すものがあるなら、それを思う存分探求できるような道具や方法を用意してあげることができます。例えば、子どもが暇さえあれば絵を描いていたり、宿題をさぼって紙に絵を描いていたりしたら、芸術家の道を歩むかもしれません。算数の問題が解けないからといって叱るのではなく、お絵かき教室や画材をたくさん用意してあげるのはいかがでしょうか。

子供に興味や好奇心が湧いてきたときは、出来ることをしてあげて、どのような才能が隠れているのか見つけてあげましょう。時には行き詰まることもあるかもしれませんが、もしかすると一生の宝物になるかもしれません。

完璧を求めない

子どもの可能性を阻むものに、「完璧主義」があります。子どもたちが完璧を求めすぎないように、少しでも上達したら褒めてあげ、失敗しても前向きに受け止めてあげることです。失敗を学習の機会とみなし、目標に向かって進む過程だと認識してあげましょう。

「平凡」で満足しない

同時に親は、「平凡さ」が子供に与える影響を考える必要もあります。学校でも他の場所でも、その場しのぎのために努力をしたり、平均的なものに満足していると、その現状に留まってしまいます。子どもたちが優れた能力を発揮できる分野については、その機会を与えてあげる必要があります。

模範となる

自分の可能性を最大限に引き出すための旅は、一生続くものです。子供たちにベストを尽くし、高い目標を持つように勧めているとき、自分自身を振り返って、子どもたちにしたアドバイス通り自分も行動できているか考えてみてください。また自分が持っているポテンシャルと、現実の間にはギャップがあります。そのギャップを気にして自分を責めるのではなく、そのギャップを埋めるために少しでも前進すればいいのです。自分を大切にし、子供たちに充実した姿を見せてあげましょう。

(翻訳 蓮夏)