ミャンマーで中国企業によるレアアースの違法採掘 先進諸国、脱中国依存へ
共同通信によると、2月のミャンマーでの軍事クーデター以降、中国企業によるレアアースの違法採掘が急増している。ミャンマー国軍は欧米からの制裁により経済状況が深刻になっているため、許可した可能性があるという。
2017年以来ミャンマーから輸入していたレアアースは、中国レアアース産業の重要資源となっていた。2019年、中国によってミャンマーからのレアアース鉱石と精鉱の輸入が禁止されたが、レアアースのトレーダーによると、閉鎖されたミャンマーと中国のイオン鉱石取引窓口がひそかに再開されているという。
レアアースは蓄電池や磁石、光学ガラスなどのエレクトロニクス製品を作るには不可欠な材料である。中国は世界最大のレアアース生産国であり、全世界における蓄電池生産能力の80%を有している。中国政府は16年〜21年の5か年計画において、レアアースの生産目標を年間14万トンに設定した。
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