【医学古今】
病気治療と洗濯
病気治療を、洗濯に例える考え方があります。漢方医学の古典『黄帝内経・霊枢』の中には、「五臓に病気があるのは、衣服に汚れがあるのと同じで、いかに古い汚れであっても、きっとそれを洗い落す方法がある」と書かれています。
衣服の汚れを落とすには、その汚れの種類、シミの深さ、生地の種類とその丈夫さを正確に把握すれば、適切な洗剤や洗濯方法を選ぶことができます。汚れを落とす時は、できるだけ生地を傷つけないように気を付けなければなりません。汚れを落としても生地が破れてしまったら、洗濯の意味もなくなります。無理に汚れを落とさない方がよい場合もあります。
病気治療の場合は、まず病気の原因である邪気の種類、その場所、邪気の量(強さ)などを分析し、更に体質(生地)の種類と強さをしっかり把握して、始めて適切な治療方法を選択することができます。治療する時には、体質の状況と邪気の状況の両方を配慮する必要があります。
関連記事
脳卒中やパーキンソン病の患者の体験を通して、回復に向き合う姿勢を考えます。体の緊張をゆるめる、一つの動きに集中する、小さな練習を続ける。中医学の臨床家が語る3つの工夫と、家族の支え方を紹介します
仕事や家族のことで頭がいっぱいになる日。気持ちを言葉にして書き出すと、考えを整理する手がかりになります。毎日書かなくても大丈夫。日記をつけることで得られる7つのメリットを紹介します
同じ低炭水化物ダイエットでもLDL値の跳ね上がり方に違いが出る遺伝的要因や、飽和脂肪の摂り方との関係を最新研究から解説。単一の指標に振り回されず、オリーブオイルやナッツを活用した個別化アプローチの重要性に迫ります
「スマホが欲しい!」とねだった娘に、親が贈ったのは固定電話
ひよこ豆の栄養と健康への働きを徹底解説。腸内環境や血糖値、体重管理との関係から、栄養の吸収を高める食べ合わせ、下ごしらえ、保存方法、フムスのレシピ、食べる際の注意点まで網羅した完全ガイドです