【医学古今】
右殿部痛の鍼灸治療
ある患者(70代男性)さんが、右殿部の痛みで鍼灸院を訪れました。彼は3カ月前から痛みが出始め、立っている時と歩く時に痛みを感じていましたが、最近、痛みが強くなり、横になっても寝返りの時にも痛みを感じるようになりました。整形外科で写真を撮っても骨に異常はありません。調理師なので立っている時間は長いようです。
体は比較的丈夫で、臀部の痛み以外に他の健康問題は特にありません。舌質は暗青、舌苔は白くてべたつき、脈は緩滞、下肢に細絡(皮膚表面に浮き上がった細い血管)が多い。これらの情報から「寒湿停滞、経脈瘀阻」による筋肉痛だと判断しました。
これに対して、患側(かんそく、痛みのある側)の居髎(きょりょう)、環跳(かんちょう)、風市(ふうし)、陽陵泉(ようりょうせん)、飛揚(ひよう)、坵虚(きゅうきょ)などのツボに鍼を刺した上で、居髎と環跳に温灸しました。治療後、痛みがかなり緩和しました。来る時は足を引きずっていましたが、帰りには軽やかな歩調で歩きました。その後、週一回の治療で、3回目の治療後は、夜も昼も痛みが殆ど無くなり、ただ夕方疲れた時に痛みを感じるぐらいになりました。
関連記事
昔から、人々は微生物に囲まれて生きてきました。私たちは、土から採ったままの野菜を食べていました。しかし、微生物 […]
糖にはブドウ糖・果糖・ショ糖があり、体への影響は同じではありません。果糖やショ糖の過剰摂取は血糖値が上がりにくくても脂肪肝や肥満、2型糖尿病の原因になる可能性があります。
豆の色は五臓と深く関係し、体質に合った豆を選ぶことで免疫力や体調を整える助けになります。あずき、緑豆、大豆、フジマメ、黒豆の特徴と活用法を紹介します。
高速道路脇でくつろぐ巨大グリズリー——偶然の出会いが生んだ奇跡の一枚。カナダ・バンフの大自然と、野生動物の意外な素顔に心が和む写真ストーリー。思わず見入る体験談です。
「自分を大切にする」とは、甘やかすことではない——快適さに流されがちな時代に、本当の自己愛とは何かを問い直す一編。心と生き方を整える、少し厳しくも深いヒントが詰まっています。