チベットの光 (56) 叔母の来意
ジェサイは、ミラレパの話を聴いてじっと何か考えている様子だった。彼女にはどうしても理解できなかった。彼女の観念の中の大法師とは高みにある存在で、人々からの尊敬を受け、法事に明け暮れて忙しく、各種各様の珍しい供養を受けて…彼女はまた聞き返した。「あなたのように貧乏な佛を学ぶ人は聴いたことがないわ。あなたの一門は、何という方法なの?」
「これが最も優れた修法なのです。世間の一切を捨て、それでこそ佛になって上乗に至れる最上の法です」
「あなたの話や修行方法は、その他の法師とは違うわ。私は思うのだけど、あなたと彼らは、きっとどちらかが間違っているんだわ。例え二つのやり方が正確であったとしても、私にはむしろ彼らの方が好ましいわ」
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