【二十四孝】親孝行の漢文帝

中国前漢の時代、初代皇帝・劉邦(りゅうほう)の四男として生まれた劉恒(りゅう こう)は、親孝行で評判でした。彼は前漢の第3代皇帝(二人の漢少帝を除く)に擁立され、漢文帝として後世に知られています。

文帝の親孝行にまつわる話があります。ある日、母親の薄太后(はく たいごう)が病気にかかりました。病気はなかなか治らず、彼女は3年間も患いました。

文帝は皇帝の身でありながら、毎日時間さえあれば心を尽くして母親を看病しました。煎じた湯薬は熱すぎないか、苦すぎないかと必ず自ら確認してから、母親に飲ませることにしていました。文帝は母親のことを心配するあまり、きちんと睡眠も取らず、着替えることすら忘れるほどでした。

文帝の親孝行はますます世に知られ、更に尊敬されるようになりました。

(翻訳編集・豊山)

 

関連記事
今を去ること約400年以上前、日本列島は戦国時代であった。そんな中、東北地方に一人の英雄が誕生した。後の初代仙台藩主・伊達政宗である。彼は、後に戦乱の東北を平定する「奥州の独
世界保健機関(WHO)は、以下の10種類の食品について注意を促しています。1. 油で揚げている食品 この類の食品は、心臓血管の疾病を招きやすい。発ガン物質が多く含まれており、
自分の性格を知りたいという欲求は、だれにでもあるもの。てっとり早く自分を知りたい人は、ぜひ次のテストをお試しあれ。スピーディーで、かつ正確率も世界一高いといわれる有名なテストです。
英スコットランド・エディンバラのスコットランド議会で3日、全長143メートルのタペストリーが公開された。これは、作家のアレクサンダー・マッコール・スミス氏が、歴史家のアリステア・
【大紀元日本2月20日】中国・北魏の時代、房愛東という男がいた。彼の妻は崔氏といい、清河地方の人だった。子供がまだ幼い時から崔氏は自ら二人の息子に※「九経」を教え、小さい頃から礼儀正しく、思いやりのあ
法輪大法の修煉交流会が10月16日、アメリカ・ロサンゼルスのコンベンションセンターで開かれ、世界中から4500人以上の法輪功学習者が集まった。  これにあわせて、法輪功の書籍をそろえる専門店「天梯書店」のブースが置かれ、30ケ国語以上の関連書籍がならんだ。世界各国から集まった学習者たちは、それぞれ指導者・李洪志氏の著書や、気功動作のときに流す煉功音楽を買い求めた。
中国の古代、舜(しゅん)というとても賢明な王様がいました。舜は幼い頃から、大変な親孝行であることで知られています。